本セミナーについて
昨今、ものづくりメーカーでは、顧客体験(CX)の質が競争優位性に直結する時代になってきています。
そのため、各社がこぞってCX戦略を打ち出し、改善に取り組む動きがここ数年で見られました。しかし一方で、CXはマーケティング部署やカスタマーサポート部署など複数の部門にまたがるため、部分最適のまま、各署で改善施策が進められている、というのが実情ではないでしょうか。
このように全体像が共有されないまま個別施策が走ることで、結果として、「体験のバラつき」や「想定や意図と施策のズレ」が生じ、顧客に違和感を与えてしまうケースも少なくありません。
特に、商品のブランドマネージャー(マーケティング部門)は「製品を売る」ことに専念しがちであり、顧客との直接的な接点は基本的にはCSが対応、売った後は見えていない(みていない)、というのが多いのではないでしょうか。弊社では、顧客とのコミュニケーションは買う前から買った後まで、すべてに発生するものであり、特に製造業のマーケティングでは、エンドまでの体験を知っておくべきだと考えています。
そこで本セミナーでは、複数部署にまたがるCXで、誰が、何をすべきか、を明確にするために、企業全体の“グランドデザイン”を設計する思考法を紹介します。CXを可視化する手法として、「CXマップ」のワークを通して、実際の自社の顧客接点(タッチポイント)を俯瞰し、当初想定していた意図(カスタマージャーニー)とのギャップを明らかにすることで、課題となるポイントを可視化できる方法を習得していただきます。
また、このCXマップを活用し、全体像を明示化できるようになることで、社内を巻き込むためのアプローチに非常に効果的であり、CXを推進する立場の方にも有用な内容となっています。
【CXマップのイメージ】
■こんな方におすすめ
- マーケティング担当者:売って終わりではなく、顧客とのエンゲージメントを高め、ブランド向上を図りたい方
- 新規事業開発担当者:新たな商品・サービスの開発において、CXの視点を活用したい方
- プロダクト開発担当者:プロダクトの開発を進める中で、CXの視点が不足していると感じている方
- CX担当者:顧客コミュニケーションの全体を俯瞰して把握し、改善ポイント明確にしたい方
講師紹介
喜山 荘一
株式会社ボイスジャーニー 代表取締役
1963年、与論島生まれ。東京工業大学工学部卒。
主な領域は、BMR活用による企業のマーケティングプロセス推進支援、企業が直面する課題解決のためのフレームワークのデザインと伴走。その他、先史時代の「野生の思考」モデルの復元に挑戦中。
百貨店、マーケティング、検索サイト、ブライダルの事業会社を経て、2013年独立。2024年、株式会社ボイスジャーニー設立。
・主な著書:
『図解Eメールマーケティング実践講座』(2000)
『一億総マーケター時代の聞く技術』(2005)『10年商品をつくるBMR』(2009)等
プログラム概要
1.今求められるCXの理想と現実
・ CXとは。(CSatisfaction、CSuccess、UXとの違い
・自社のCXの定義は。なぜCXなのか
・ビジネス環境変化に伴うCXのあるべき姿は
・ よくあるCXの現状
・ 抱えやすい現状の課題は?
・ CX推進を誰がするのか?
-マーケから見たCX、CSからみたCX
-推進者に必要なもの(スキル)
2.CXを可視化して『快適な』体験を導く方法
ワーク1:顧客接点マップ(CXマップ)の活用
・事例を基に、CXマップに表現する
ワーク2:現状ギャップと解決策の検討方法
・知っておくべき、CXの成功事例
・事例を基に、課題を抽出し改善策を考える
3.自社のCX全体の分析と設計をより効果的に進めるには
・ ツールを活用し、全体像とGAPを可視化するスキルを身に着ける
・ 社内での改善推進方法
ご受講にあたって/留意事項
- 本セミナーは会場集合型による開催です。
- 申込の受理と引換えに、御請求書をメールにて送付いたします。
- 受講料はセミナー開催前日までに銀行振込にてお支払いください。
- キャンセルは開催日前営業日の正午まで承っております。
それ以降のキャンセルは受付出来ませんので、予めご了承ください。【キャンセルのご連絡は必ずお電話にてお願いいたします)
ご都合が悪くなられた場合は、代理の方がご受講くださるようお願いいたします。 - 受付の際にお名刺を頂戴いたしますので、ご持参をお願いいたします。
開催概要
- 開催日時
- 2025年7月25日(金) 13:00~17:00
- 会場
- TKPスター貸会議室 浜松町 カンファレンスルーム3C)
→ アクセスはこちら
- 受講料
- お一人様 33,000円(税込)
※3名以上の同時申込で2割引き
- セミナーNo.
- 0917059