2019年11月08日(金)UP マーケティング

医薬品プロダクトマネージャーの育成を考える
~ブランドマネージャー候補者のプールを作る~

前回、どのような基準でもってMRからブランドマネージャー候補を選抜するのかをお伝えしました。(~ブランドマネージャー(プロダクトマネージャー)の選抜はどうすると良いのか?~

このような候補者リストは、そのまま本社が極秘裏に持っていても勿体ないので、10名~20名程度のプールリストを作ったら、そこに対してブランドマネージャー予備軍として何らかの効果的な働きかけをすることがお勧めです。いわばブランドマネージャーのプールに対する研修プログラムです。


ここで大事なことは、3つあります。

1.このプログラムを受講することは、ブランドマネージャーに将来なることを約束するものでは無いことを理解してもらう

2.プログラムの実施期間は1年半ないし2年程度の期間限定とし、対象者は終了後はいったんプールから出てもらう

3.ブランドマネージャーに(結果的に)ならない場合でも、キャリアのうえでは十分役立つプログラム内容とし、強制ではなく本人の希望により受講するものとする

です。

ということで、ことさらブランドマネージャーを意識するのを避けるために、アドバンスMR研修でも、インテンシブMRコースでも、妥当な命名をして社内に案内するほうが良いでしょう。


そこで扱うプログラムは、

ベーシックマーケティング

消費財のマーケティングから医薬品マーケティングへ

ロジカルシンキング

クリティカルシンキングを含む実務的な思考の基本

デザイン思考

顧客をベースにデザインする創造性を高める思考

ファシリテーション

社内打ち合わせ、社外の多職種連携に使えるスキル

などです。


初回と最終回を集合研修にして、それ以外はe-ラーニングのかたちで受講することが現実的です。マイクロラーニングなどのメソッドを活用することで、優秀なMRがモチベーションを保ちながら仲間と切磋琢磨することができる今の時代にふさわしいやりかたがみつかるはずです。


コラム筆者紹介

講師紹介

講師イメージ

講師名 尾上 昌毅
所属 株式会社マーケティング・インサイツ 代表取締役
略歴 北海道大学薬学部卒業後、プリストルマイヤーズ、キリンビール(現協和発酵キリン)ノバルティスファーマに勤務。11年のMRを経験後、教育研修室長、プロダクトマネージャー、マーケティング部長、事業戦略部門長などを歴任。2009年より現職でマーケティング研修・コンサルティングを手掛ける。患者さんや医療従事者のインサイトを取り入れた、開発時から発売後までの幅広いマーケティングの可能性を追求している。
コラム 医薬品プロダクトマネージャーの育成を考える

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