2013年4月12日(金)UP 営業・販売人材育成

リーダーの成功法則1〜なぜあの人のチームは活気があって成果が出るのか?

1.リーダーが使う言葉でメンバーは変わる

「明・元・素」と「暗・病・反」という言葉があります。
人生成功の法則として、つらいときでも明るく、しんどいときでも元気に、いくつになっても素直に過ごすが成功者の共通項、つまり成功のコンピテンシーということです。
その反対に、いつも暗く、考え方がちょっと病気的で、何ごとにも反抗的な人というのは、何ごともうまくいかないようにできているようです。
あなたが部下の立場なら、「明・元・素」の上司と「暗・病・反」の上司と、どちらに仕えたいでしょうか?
これはもう考えるまでもありません。
一日の大半の時間を過ごす職場の上司や、職場の空気・風土が「明・元・素」なら幸せですが、その反対の「暗・病・反」なら、じつに不幸なことです。
私も会社・仕事・家庭では、できるだけ「明・元・素」から出てくる言葉を使うようにしています。
人間はどこまでいっても感情というものをもった生き物ですから、どんな言葉をふだん多く使うかで、その人の生き方や人生も決まってしまうといっても過言ではありません。
同様に、あなたのメンバーも、普段どのような言葉を上司から投げかけられ続けるかで、その人生が左右されてしまうとまで思うのです。
「おいしい・嬉しい・楽しい・ラッキー・素晴らしい・美しい・そしてありがとう......」
できるだけ「明・元・素」から出てくる言葉を使うようにしましょう。
これは言葉づかいだけの問題ではありません。
物事をポジティブにとらえる人は、困難な状況に遭遇した時、立ち向かい行動を起こしますが、何事もネガティブにとらえる傾向の強い人は、まず言い訳を探し、そこから立ちあがろうとはしません。
私が見てきた多くの優れたリーダーは、コップに水が半分の状況をみた時に、
「半分しかない」と思う人ではなく、
「半分もある」と思う人達でした。
例えば、目標の数字を残して期末の最終日を迎えてしまった時、
「もう一日しかない」と思い、はなからあきらめるのではなく、
「まだ一日残っている」と受け止め、目標達成するための手段を最後の最後まで考え繰り出していくことで、実際奇跡とも思える怒涛の受注ラッシュで見事に目標達成を実現することが出来るのです。

「あと良し言葉」の達人になろう

私が他に気をつけているのは、「これがないからできない」ではなく、「これがあればできるよね」というようにしていることです。
言っていることは同じなのですが、言われたほうの心のなかでは、どちらがヤル気のパワーを入れていくかは明白です。
これは言われた方だけの問題ではなく、言ってる本人もやる気が変わってくるから言葉というのは大事です。
同様に、何かを指摘するときも
「君は仕事は丁寧だけど、いつも時間がかかって遅いね」
と言われるのと、
「君はちょっと時間がかかっても、いつもとっても仕事が丁寧だね」
と言われるのとあなたが部下なら、どちらがヤル気になるでしょうか?
このような「あと良し言葉」と使うと、驚くほどメンバーがイキイキとしてきます。
人間は「無くて七癖」と言います。自分でも気づかぬところで思わぬ口癖、行動の習性をもっているものです。
実は私も、ある時驚くほど、
「あと悪し言葉」を使っていることに愕然としたことがありました。
それを直すには結構時間がかかりましたが、「あと悪し」言葉を言いかけている時に、
「待て待て・・・・」と心の中で、ぐっと言葉を飲み込み、これを「あと良し言葉」に変えて言うならば・・・・と考えてから言葉を放つようにしてみました。
しばらくは言語障害を引き起こしますが、「あと悪し言葉」を
「言うまい」と思っていれば、次は
「思うまい」になり、そのうち
「思うこと」もなくなって
「言わなく」もなくなってしまいました。


言い方一つで人もチームも人生も変わる

コラム筆者紹介

講師紹介

服部 英彦講師

講師名 服部 英彦
所属 マインドセットジャパン代表取締役社長
神戸女学院大学非常勤講師
蘇州大学客員教授 
略歴 1961年生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業し同年リクルートグループ入社。 1990年 リクルート時代の上司と共に日本データビジョン�鰍�設立し専務取締役、 代表取締役を歴任。これまで1000社を超える企業の人材採用と人材育成の実 施に携わる。また2004年より神戸女学院大学の非常勤講師に就任。著書には 「営業マン 売れるアイツには理由がある」「リクルート流 リーダーの成功法則」など 多数。
コラム リーダーの成功法則1〜なぜあの人のチームは活気があって成果が出るのか?

コラム一覧に戻る

コラムの更新や、マーケティングに関するサービス情報をお届けします

弊社マーケティング研究協会のメールマガジンサービスは、マーケティング研究協会(以下、当社といいます)が無料 で配信するものです。

メールマガジン登録はこちらから

Page Top