2011年6月07日(火)UP マーケティング商品開発・ブランド戦略人材育成・組織力強化

連載:マーケティング実態調査からみる成功企業のポイント【第1回】Factを整理し、精度の高い仮説をいかに設定するか

1.Factを整理し、精度の高い仮説をいかに設定するか!

マーケターにとって必要なスキルは、どのようなものであろうか。
実態調査では、マーケターに求められるスキル・知識を分析した。
マーケターに必要と思われるスキル・知識25項目を提示し、それぞれについて自組織にとっての重要度と自社マーケターの習熟度を3段階で質問した。

トータル266名の結果を分析し、重要であると認識しているにも関わらず、習熟レベルが低い項目として、「競合他社より優位なコンセプトを開発するスキル」「顧客ニーズをしっかりと抽出するスキル」「競合優位なポジショニングを描くスキル」「仮説をしっかりと構築するスキル」の4項目を抽出した。
※クリックすると拡大した画像が表示されます。

この4項目を構造化すると、最終目的として、「競合他社より優位なコンセプトを開発するスキル」が位置づけられ、それを実現するために本質的に必要なスキルとして、「仮説をしっかりと構築するスキル」が必要であると考えることができる。

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さらに、「仮説をしっかりと構築するスキル」と他の24項目との重視度の相関分析を行うと「FACTを抽出するスキル」「顧客特性をしっかりと抽出できるスキル」「顧客ニーズをしっかりと抽出できるスキル」「マーケティング上の課題を設定するスキル」「リサーチ結果に対する考察するスキル」と関連が高いことが分かった。
2次データやリサーチ結果を考察し、顧客特性や顧客ニーズを仮説として構築する。
その上でマーケティング課題を導き出し、商品コンセプトやマーケティング計画などの施策へ展開する。
以上をマーケティングの実務展開としてチャート化すると「FACT抽出」→「仮説構築」→「施策検討」の流れができる。

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前半部分の「FACT抽出」→「仮説構築」が最も求められているスキルであると考える。


考察
  • マーケターにとって商品コンセプトやプロモーションコンセプトを作成する能力は必須

  • コンセプトを作成するのには、FACTを見極め、仮説を構築する。その上で課題を設定し、施策を検討することが求められる

  • このプロセスを最も効果が出るように、且つ効率的に行うことが求められる
  • ■「仮説力構築」のご案内

    マーケティング研究協会では以下のソリューションメニューをご用意しております。

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    コラム筆者紹介

    講師紹介

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    講師名 蛭川 速(ひるかわ はやと)
    所属 株式会社フォーカスマーケティング 代表取締役
    略歴 中小企業診断士。1969年生まれ。1991年、中央大学商学部卒業。同年(株)常陽銀行に入行。1997年(株)マーケティング研究協会に入社。専務取締役を経て2012年5月から現職。著書に「マーケティングに役立つ統計の読み方」がある。企業のマーケティング支援業務に15年間携わった経験から、実務で活かせるマーケティング戦略を提唱。商品企画や販売促進などマーケティング実務におけるコンサルティング活動とマーケティングリサーチ支援を行う。ビジネスセミナーや企業研修講師としても活躍。 「マーケティングは仮説設定が全て」を信条として、定量データから仮説を設定するプロセスを構築。企業実務での支援活動に注力している。
    セミナー ・必修!マーケティングの基本
    ・FACTデータからの仮説設定術
    ・データに基づいたマーケティング仮説の立て方
    コラム マーケティング実態調査からみる成功企業のポイント(連載)

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